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訪問看護へのキャリアチェンジ!子育て世代の看護師のための転職ガイド

訪問看護への転職を考えている子育て中の看護師の皆さん。訪問看護に興味はあるけれども、いざ転職となると不安を感じているのではないでしょうか。

仕事内容や生活リズム、給与形態などが具体的にイメージできないと、新しい分野にチャレンジするのは簡単ではありません。

こどもの体調不良時の休暇取得や、保育園・習い事の送迎と通勤の両立が可能かどうかなど、気になることも多いでしょう

本記事では、子育て中に訪問看護へ転職した筆者の経験をもとに、子育て世代が訪問看護で働く魅力をご紹介します。

また、自分に合った訪問看護ステーションの探し方や、転職後の生活スケジュール例などもリアルな視点でお伝えします。

看護師ライター

たらよしさん

訪問看護師としての働き方は、ワークライフバランスを整えたいあなたにおすすめのキャリアチェンジです。

転職活動への第一歩として、ぜひ参考にしてください。

目次

子育て世代にとっての訪問看護の魅力

訪問看護は仕事と家庭を両立しやすく、育児中のスタッフが在籍する職場も多いので、子育ての悩みを共有しやすい環境です

さらに業務の合間に自分のペースでスキルアップできるのは、訪問看護の大きな特徴といえます。

子育て世代におすすめの訪問看護の魅力について、詳しく紹介していきます。

ワークライフバランスのとりやすさ

訪問看護は日中の勤務が中心で、訪問スケジュールがあらかじめ決まっているため残業がほとんどありません

終業後は、保育園へのお迎えや習い事の送迎がしやすく、非常に助かります。また最近では、時短勤務やフレックス制度を取り入れている事業所が増えています。

看護師ライター

たらよしさん

土日祝日は休みの事業所も多いため、こどもの休みに合わせられるのも嬉しいポイントです。

育児の悩みを共有しやすい職場環境

訪問看護ステーションで働く看護師は年々増加しています[1]中には、働く場を病院やクリニックから在宅医療へ移す看護師もいるのかもしれません。

看護師ライター

たらよしさん

事業所内で育児の悩みを共有でき、こどもの体調不良による勤務変更を相談しやすい環境は大変心強いですよね。

自分のペースで知識を深める

訪問看護は利用者さん一人ひとりにじっくり向き合い、ニーズを考えた丁寧なケアを提供できる仕事です

在宅医療やリハビリ、介護保険制度など実践を通して幅広い知識を学べるのも魅力の一つ。

看護師ライター

たらよしさん

カンファレンスや外部研修では、他職種から専門的な知識や技術を学べるよい機会となるでしょう。

訪問看護の知識が深まれば、利用者さんの「自分らしい生活」を支える中で、看護師としての視野も広がります。

理想の訪問看護ステーションの探し方

では、どのような訪問看護ステーションが自分に合っているのでしょうか?

訪問看護ステーションの雇用条件や職場環境、サポート体制などは事業所によってさまざまです

子育て世代の看護師が「ここなら今の生活に合った働き方ができるかもしれない。働いてみたいかも!」と思える事業所探しのポイントについて紹介します。

希望する働き方と雇用条件の確認

以下の項目をWebサイトや求人票などで見てみましょう。

  • 勤務時間や年間の休日数
  • 給与体系
  • 時短勤務やフレックス制度の有無
  • 休みのとりやすさ
  • オンコールの回数

他にも、訪問件数のノルマやインセンティブについて事業所に問い合わせておくと、スケジュールをイメージしやすいのではないでしょうか。

看護師ライター

たらよしさん

万が一こどもの送迎時間に影響しないよう、通勤時間や訪問エリアも知っておきたいですよね。

雇用条件について事業所に直接聞きづらい場合は、転職サービスなどの仲介会社を利用するのもよいでしょう

職場環境とサポート体制をチェック

面接時に事業所内の雰囲気やサポート体制をチェックするのも大切です

スタッフ間のコミュニケーションが活発で、お互いに助け合えていると安心でしょう。新人研修や教育プログラムが整っていれば、スムーズに仕事をはじめやすいのでおすすめです。

看護師ライター

たらよしさん

また、こどもの体調不良や学校行事など、家庭の事情への理解があり、柔軟に対応してくれると助かるのではないでしょうか。

担当業務と利用者層のバランスを把握

高齢者ケアや小児、精神科の方の支援など、事業所によって利用者さんの層や仕事内容は異なります。自分の経験やスキルが活かせる業務内容かどうか、事業所に事前に相談しておくとよいでしょう。

転職後の働き方モデル

子育てと仕事の両立では、夫婦共働きなのか、こどもの年齢や人数によって一日の過ごし方が大きく変わります

筆者の周りで働く子育て世代の訪問看護師を例に、母親目線でのスケジュールを世帯構成別に三つ紹介します。

  • 夫婦+こども一人(幼児)
  • シングルマザー+こども一人(小学生)
  • 夫婦(夫が変則勤務)+こども二人(小学生と幼児)

自分の世帯構成に近いロールモデルから、転職後の生活をイメージしてみましょう。

夫婦+こども一人(幼児)の場合

時間スケジュール
6:00起床朝食準備や自分の身支度
7:00こどもを起こして支度朝食
7:45夫がこどもを保育園に送って出勤食器の片付けと洗濯物干し
8:30出勤事業所で訪問準備
9:00~17:00訪問看護業務退勤
17:30保育園へこどもをお迎え
18:00帰宅保育園グッズの片づけや夕食準備
19:00夫が帰宅し、家族で夕食

20:00
食器の片付けや翌日の準備こどもと一緒に入浴(上記を夫婦で分担)
20:30こどもの寝る準備
21:00こどもの寝かしつけや残りの家事勉強などの自由時間
23:00就寝
看護師ライター

たらよしさん

未就学児のこどもがいる場合、残業がなければ定時で退勤し、保育園のお迎えに行けるので大変助かります。

食料品などの買い物は週末にすませておくとよいでしょう。ちょっとしたものをコンビニで買い足したいときは、業務の合間に飲みものや昼食と一緒に買うことも可能です。

シングルマザー+こども一人(小学生)の場合

時間スケジュール
5:30起床洗濯や朝食準備、自分の身支度
6:30こどもを起こして支度朝食、食器の片付け、洗濯物干し
7:45こどもを見送る
8:30出勤事業所で訪問準備
9:00~17:00訪問看護業務退勤
17:30学童保育へこどものお迎え
18:00帰宅夕食準備
19:00夕食
20:00こどもと一緒にお風呂寝る準備、明日の支度
21:00こどもの寝かしつけや残りの家事
21:30食器と洗濯物の片付け、残りの家事勉強、自由時間
23:00就寝

ワンオペレーションなので、起床時間や家事するタイミングに少し工夫が必要です。

看護師ライター

たらよしさん

訪問看護の業務では、こどものお迎え時間が大幅に遅れる状況は少ないため、帰宅後に無理なく動けるスケジュールではないでしょうか。

夫婦(夫が変則勤務)+こども二人(小学生と幼児)の場合

時間スケジュール
5:30起床洗濯や朝食準備、自分の身支度
6:30こどもを起こす洗濯物干しこどもの支度
7:00朝食
7:45上の子を見送る下の子を保育園に送って出勤
8:30出勤事業所で訪問準備
9:00~17:00訪問看護業務夜勤を終えた夫が午前中に帰宅退勤
17:00夫が保育園と学童保育へこどもたちのお迎え
18:30買い物をして帰宅片付け
19:00
夕食準備とこどもたちの世話を夫婦で分担
19:30夕食
20:30こどもたちとお風呂食器の片づけを夫婦で分担
21:00寝る準備翌日の準備
21:30こどもの寝かしつけや残りの家事勉強、自由時間
23:00就寝
看護師ライター

たらよしさん

家族の人数が多いと洗濯物が多かったり、こどもの迎え先が別々だったり、一つひとつにかかる時間が長くなりがちです。

勤務時間のちがう夫婦でも、家事や育児をうまく分担すれば帰宅後のスケジュールを調整しやすくなります

子育て世代こそ訪問看護がおすすめ

訪問看護は、事業所によって体制は異なりますが、子育て中の看護師にとって非常に働きやすい環境ではないでしょうか

看護師ライター

たらよしさん

自分と家族がより健康で充実した子育て生活を送るためにも、まずは自分がどのような生活を送りたいかを明確にしてみましょう。

この記事の執筆者

看護師ライター:たらよし さん

看護師歴17年。大学病院や民間の急性期病院、健診センター、訪問診療などを経験。現在は訪問看護師をしながら医療・介護・リハビリ・家族関係など幅広いテーマの記事を執筆しています。看護師・保健師・リンパ浮腫セラピストの資格を活かし、専門性を大切にしたわかりやすい情報提供を心がけています。

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