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【現役看護師おすすめ】入院時に必要な持ち物リスト

はじめての入院や突然の入院が決まると、わからないことだらけで不安な気持ちの中、持ち物を準備しなければなりません。病院から持ち物のリストをもらうこともありますが、本当に持ち物が足りているのか心配になりますよね

病院によって、レンタルができたり、自身ですべて用意したりとさまざまです。入院と聞くと特別な感じがしてしまいますが、日常生活を送る点では普段と変わりません。いつもの生活を想像して自分に必要な持ち物を準備しましょう。

この記事では、現役看護師が入院説明の経験を通して、入院時に役立つアイテムや突然の入院時に必要な持ち物をリストアップします。

看護師ライター

鈴木 あんなさん

持ち物以外に用意すると入院時の対応がスムーズになるアイテムも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

予定された入院時の持ち物

病院から持ち物リストを提示されたときは、リストを参考に準備するのがおすすめです。

検査後や手術後はベッド上から動けず、持って行ったものを使わない場合もあるので、持ち物は必要最低限にしましょう

看護師ライター

鈴木 あんなさん

使用するシーン別にリストアップしましたので、病院の持ち物リストとあわせて参考にしてみてください。

今回は1か月未満の検査入院や手術入院を想定しています。

入院手続きに必要な持ち物リスト

入院手続きに必要な持ち物は病院により異なるため、事前に確認しましょう。一般的には以下のとおりです。

  • 診察券
  • 保険証orマイナンバーカード
  • 病院からの書類
  • お薬手帳、普段飲んでいる薬
  • 印鑑や保証金(必要な場合)
看護師ライター

鈴木 あんなさん

市販のサプリメントや健康食品も治療や検査に影響する可能性があるので、飲んでいる場合は申告しましょう。

普段の生活で使うものリスト

アメニティのない宿泊先への素泊まりを想像すると、準備しやすいと思います。以下の持ち物とコメントを参考に入院生活の想像もしてみましょう。

  • 現金

大金は紛失や盗難のリスクがあります。筆者の経験から千円札を何枚か用意する程度で十分な印象です。不足したら追加を依頼しましょう。

  • メガネ、入れ歯、補聴器

各ケースや洗浄剤、替えの電池もあると安心です。コンタクトレンズは、付け外しの手間があるためおすすめしません

  • 踵のある履きやすい靴

踵のない靴は変更を求められることもあります。

  • 寝衣、動きやすい服

レンタルを利用しない場合は替えも準備しましょう。院内は空調がきいていますので寒がりの方は上着の持参もおすすめします

  • 下着

女性はカップ付きのキャミソールやタンクトップがおすすめです。ワイヤーのある下着は検査時に外す指示があったり、患部を圧迫したりする可能性もあるので避けた方が良いでしょう。また、高齢者でオムツが必要な場合は、持参可能か確認しましょう。病院によっては持ち込むと廃棄料が必要な場合や、オムツのタイプを指定される場合もあります。

  • タオル

かさばる持ち物なので、レンタルの有無を聞いてから持参することをおすすめします。

  • 歯みがきセット、コップ

コップは割れにくいプラスチック製が安心です。

  • ボディーソープ、シャンプー、洗顔フォーム、化粧水、乳液

トラベルセットか小分けにして持参するのがおすすめです。

  • (男性の場合)髭剃り、髭剃りフォーム

カミソリタイプはかさばりませんが、シェーバーであれば出血のリスクも少なく安心です。

看護師ライター

鈴木 あんなさん

洗濯機と乾燥機が使用できる病院もあります。家族に洗濯物の交換を頼む選択肢も含め、着替えについて事前に考えておきましょう。

療養時間を快適にするものリスト

検査後や手術後は体調面や医師の指示で安静が必要になる場合がありますが、回復後の過ごし方に悩む方も少なくありません。以下に気分転換で使えるアイテムを紹介します。

  • スマホ、タブレット、充電器、イヤホン
  • モバイルバッテリー
  • 本、雑誌
  • 大人の塗り絵、クロスワードなど
  • 耳栓
看護師ライター

鈴木 あんなさん

電子機器や病室のコンセントの使用ルールや院内のWi-Fi利用についても確認しておきましょう

大部屋の場合、余裕があれば快適な睡眠環境づくりや音に配慮したアイテムもあると便利です。

急な入院時の持ち物

救急車で運ばれたり、受診したらそのまま入院になったりなど、急な入院は本人も家族も焦ってしまうものです。以下の最低限の持ち物を準備しましょう。

  • 診察券
  • 保険証orマイナンバーカード
  • お薬手帳、普段飲んでいる薬

時間や曜日によっては、入院手続きは後日になります。余裕があれば、メガネ、入れ歯、補聴器など生活に必要なものを持参しましょう

看護師ライター

鈴木 あんなさん

入院後に必要になる持ち物は、この記事の【予定された入院時の持ち物】も参考にしてみてください。

持ち物は持参・レンタルどちらがいい?

 

病院によってはレンタル品の申し込みについて聞かれる場合があります。レンタル品の内容、金額などは病院により異なりますので、事前に確認しておきましょう

看護師ライター

鈴木 あんなさん

筆者は、レンタルのある病院で勤務経験があり、患者さん目線でメリット・デメリットを考えましたので参考にしてみてください。

レンタルのメリット・デメリット

筆者の考える、レンタルのメリット・デメリットは次のとおりです。

メリットデメリット
・入院時の持ち物の準備が楽
・洗濯の必要がない(寝衣が含まれる場合)
・セット内のものは自由に使える
・1日・1週間・1か月ごとなど、設定された期間ごとに料金がかかる
・セット内に使いたいものがない可能性がある
・途中解約ができない場合がある
レンタルのメリットとデメリット

持参のメリット・デメリット

筆者の考える、持参のメリット、デメリットをお伝えします。

メリットデメリット
・衛生面で安心できる
・自分にあったサイズや機能のものを使える
・料金がかからない
・返却する手間がない
・衣類は洗濯するか、家族に頼んで交換する必要がある
・不足したら補充が必要
・荷物が多くなる
・紛失のリスクがある
・血液などの汚染リスクがある
持参のメリットとデメリット

持参とレンタルを併用している病院では、レンタルを途中解約して持参に切り替えられる場合もあります

看護師ライター

鈴木 あんなさん

気になる方は聞いてみると良いでしょう。

おすすめアイテムの【データベース】

入院時には既往歴や手術歴、アレルギー、飲んでいる薬などの情報を医療スタッフに伝えなければなりません。治療を行ううえで大切な情報となります。あらかじめ、自分の情報をまとめたデータベースを作成し、コピーを医療スタッフに渡せば、病歴を何度も答える手間を減らせるでしょう

とくに高齢者は持病が多く、本人や家族も詳細に把握していないケースもみられます。

看護師ライター

鈴木 あんなさん

筆者の経験にもとづき、患者さんによく確認する項目を挙げましたので、作成時の参考にしてください。

記載項目記載内容
既往歴、手術歴かかった病気や手術について
・いつ病気にかかったかや手術をしたか(年齢や日付を入れると時期がわかりやすい)
・治療中の場合は治療内容(内服中など)
・治療した病院名
アレルギー食べ物、薬、造影剤(使用したことがある場合)、アルコール消毒、ラテックスなどのゴム製品、金属、花粉、ハウスダストなど
緊急連絡先キーパーソン*を含む2〜3人程度の連絡先
・連絡優先順位
・自宅から病院までの所要時間
・日中の連絡可否
・留守番電話の有無

キーパーソン*:患者側の代表窓口となり医療機関と連絡を取る人。具体的には、医師からの説明を家族間で共有したり患者の入院をサポートしたりする。[1]

データベースは、必ず作成が必要なわけではありませんが、持っていると役立つアイテムとなるはずです

看護師ライター

鈴木 あんなさん

この記事をきっかけに「作ってみようかな」と思っていただけたら幸いです。

入院準備してみましょう

入院時に必要な持ち物をイメージできたでしょうか。病院からの情報をベースに普段の生活を想像しながら準備をはじめましょう。ある程度準備ができたら持ち込みすぎではないか再度チェックしてみてください

疑問や質問があれば病院に問い合わせることが一番の解決策です。

看護師ライター

鈴木 あんなさん

必要最低限かつ安心して療養できる持ち物を準備して入院に臨みましょう。

この記事の執筆者

看護師ライター:鈴木 あんなさん

現役看護師として働きながら医療ライターとして活動中。大学病院、市中病院の集中治療室、脳卒中センターを経験。自身の培ってきた経験をもとに、看護師の視点から読者にわかりやすく情報を伝えることを大切に執筆しています。趣味は旅行で全都道府県を制覇することが目標。

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