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未経験から企業薬剤師へ!転職を成功させるコツ【体験談あり】

「薬局薬剤師としてもう少し現場で経験を積まないと、転職で不利になるのではないか」「医療現場での経験しかないと企業への転職は難しいのではないか」など今の職場から離れて新しい環境に身を置こうと考えるとき、不安はたくさん出てくるでしょう。

ぼんやりと「薬局は合わないから企業に行ってみたい」と考えるだけでは、今後も転職を繰り返してしまう可能性があります。

まずは、企業に転職する前に、今後のキャリアプランやワークライフバランスを考え、具体的に自分が今後どのように働きたいのかを明確にしていきましょう。筆者は調剤薬局の薬剤師から未経験である企業へ転職した経験があります。

薬剤師ライター

射手矢 真夕さん

この記事では筆者の実体験をもとに、未経験からの転職を成功させるコツや企業へ転職を考える際に押さえておきたいポイントをお伝えします。コツをつかんで、理想の転職を成功させましょう。

目次

【体験談】未経験での企業転職を成功させたコツ

薬局から企業への転職は、調剤以外の特別なスキルや一般企業での経験が必要だと思っていませんか。

未経験の企業転職において重要なのは、あなたが企業で今後どんな活躍をするかです。

企業は、いかに素直に新しい仕事に取り組めるかや一緒に仕事をするイメージがつきやすいか重視します。

薬剤師ライター

射手矢 真夕さん

ここでは、筆者の体験談や人事の方に伺ったことを踏まえて「一緒に仕事をしたい」と思わせるポイントをお伝えします。

転職先の特性を知る

自分の強みをアピールする前に大事なのは、転職先である相手を知ることです。企業が求めている人物像に合わせて、自分をアピールできるようにしておきましょう。

採用する側も、あなたという人となりがわかるので、企業に馴染んで一緒に働いているイメージがつきやすくなります。

薬剤師ライター

射手矢 真夕さん

筆者は企業のWebサイトなどから、経営理念や求められている人物像を分析し、仕事内容や専門用語を調べておきました。

企業と自分の共通点を見つけて強みとリンクさせ、転職先で自分がどんな仕事をしたいか、アピールできるようにしておきましょう。

素直さや積極性を強みとする

面接ではわからないことを素直に聞き、いかに早く自分の仕事として取り組む意識があるかを、アピールできるようにしておきましょう。

社会人経験を積むにつれて、ある程度、仕事における自分のやり方や考え方が確立されてくる方が多いのではないでしょうか。

そんな中で、初めてのことでも素直に聞き入れ、自ら学んで自分の仕事にしていく姿勢は、一緒に仕事をする上で大事です。

薬剤師ライター

射手矢 真夕さん

また、円滑なコミュニュケーションはどの職場でも必要不可欠ですよね。企業だと薬剤師以外の方と話す機会も多くなるでしょう。自らコミュニケーションをとりにいけることは、どこで働くにしても強みとなります。

企業転職理由と志望動機を明確にする

企業への転職面接で面接官から突っ込まれやすいポイントは、転職理由と志望動機がいかに明確であるかです。「薬局は合わないから企業にいきたい」などぼんやりとした理由だと、志望動機も曖昧になりがちに……。

具体的な動機を示せないと「うちの企業でなくて良いのではないか」と思われてしまい、採用の決め手に欠けてしまいます。

あなたが現時点で思う、薬局ではできない、企業だからこそできる仕事ややりがいをもとに、動機を考えておきましょう。

自身も入社してから「思ってたのと違う」といった転職の失敗を防げるため、少なくとも、下記3点は話せるようにしておくとよいでしょう。

  • 薬局病院をはなれる理由
  • 企業で働く理由・価値
  • 企業薬剤師としてどうステップアップしたいか

企業転職を失敗させないための確認ポイント

薬局から企業へと転職する場合、大きく環境が変わるため入社後に「思っていたのと違った」となるミスマッチは防ぎたいですよね。

薬剤師ライター

射手矢 真夕さん

この章では筆者が転職をする際に、重要視した企業を選ぶポイントをお伝えします。理想とピッタリあう企業は、未経験からだと見つかりづらかったり転職が難しかったりするため、優先順位をつけて探しましょう。

理想のワークライフバランスを決める

「キャリアを積み上げたい」「プライベート重視で残業なしがいい」など、自分のライフプランを明確にし、理想の働き方を決めておきましょう。

年代によって理想のワークライフバランスは変わってきますよね。女性ならとくに、結婚・出産があれば、その点を考慮して働ける企業をえらぶ必要があります。

実際に結婚を機に仕事をやめた人は、約2人に1人の割合であると報告されています。[1]

職場環境が自分に合うか確認する

実際どんな人が働いている企業なのかを、事前に確認しておきましょう。

職場に集まる人間性や年齢層によって、当然仕事やプライベートに対する認識も変わってきます。

薬剤師ライター

射手矢 真夕さん

人間関係や働き方に対する価値観など、入社後のギャップがないよう、自身で調べるか、エージェントの方によく確認しておきましょう。

福利厚生などの希望条件を絞る

年収や通勤時間、休みの取りやすさなど、希望の条件をあげればきりがないですよね。企業への転職を成功させるためには、自分の中ではずせない条件を決め、それ以外の条件には優先順位をつけるのがおすすめです。

すべての希望条件があてはまる企業に転職できるのであればいいですが、なかなか難しいのが現実です。

薬剤師ライター

射手矢 真夕さん

理想に近い状態で転職できるように、ワークライフバランスなども考慮して、絞り込んでいきましょう。

今後の薬剤師人生をより充実したものにしていくために

転職のコツは、いかに企業を知り、仕事をする上で自身の素直さや積極性をアピールできるかです。

薬剤師ライター

射手矢 真夕さん

転職を成功させようとすべて一度に考えてしまうと、転職活動がスムーズに進まない可能性もあります。まずは「自分が将来どんな企業薬剤師になりたいのか」という軸から、考えていきましょう。

少しでも理想とする転職の手助けになれたら幸いです。

この記事の執筆者

薬剤師ライター: 射手矢 真夕さん

調剤薬局、企業薬剤師、IT業界を経験。現在は「からだの中から整える」をテーマに、東洋医学の観点から、漢方薬剤師として問診から調合、養生のアドバイスを行う。「自分の知識や言葉が、誰かの健康のきっかけになる」ことを意識し、読者の気持ちに寄り添い、行動したくなるような執筆を心がけています。

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